全体像ををつかめ！歴史まんがのススメ

みなさん、こんにちは！スタッキーです。

6年生になると歴史の学習が始まりますが、ついていけるか不安になりませんか？
学習量も多く、受験する場合には早めに学習を開始しておきたいところ。
歴史の大きな流れをはじめに学習することで細かい知識も定着しやすくなります。

そんな子どもの歴史の学習を助けてくれるのが「学習まんが」です。
今回は、歴史を手っ取り早く学ぶのにおすすめの学習まんがをご紹介します。

特に、中学受験する場合は、算数と国語に学習時間が取られてしまいます。
そのため、歴史学習にはあまり時間がかけられません。
歴史を効率よく学習したい、楽しく学びたい方におすすめの内容です。

それではどうぞ！

歴史の学習には時間がかかる

歴史は、過去と現在をつながりを学べる重要な科目であり、想像力や考える力を養えます。
しかしながら、過去の出来事を子どもが理解するのには時間がかかります。

旧石器時代から始まり現代の令和時代まで、およそ10以上の時代を学習することになります。
時代ごとに起きた重要な出来事の内容や背景、起きた年代や人物なども多く出てきます。

歴史は、時代と時代がつながって今に至る、壮大なストーリー（物語）なんですよね。
なので、各時代の出来事の因果関係をおさえながら学習しないと混乱してしまいます。

歴史を丁寧に学習したいですが、歴史学習に時間をかけることは難しいのが実際のところ。
そこで、歴史を効率よく学習するのにおすすめなのが、歴史の「学習まんが」です。

歴史まんががおすすめなワケ

学習のハードルが下がる

歴史の学習まんががおすすめな大きな理由には、学習のハードルが下がるということです。
正直、学校の歴史の教科書や資料集だけでは、興味が持ちにくく難しく感じがちです。

まんがは、文字多めの教科書よりも視覚的にもわかりやすく物語として読み進められます。
特に最近のまんがは、絵もきれいで、ストーリーも面白くとてもよくできています。

実際に読んでいて感じたことは、学習している感じがしないのでストレスがありません。
わが家も歴史まんがを読んでから、教科書を読む方が内容がスッと理解できました。

歴史の大まかな流れをつかめる

歴史まんがは、長い歴史の流れを短時間で把握するのに適しています。

まんがと言っても学習用なので、歴史上の重要な出来事をわかりやすくまとめています。
そのため、無駄なく短時間で要点をつかむことができるようになっています。

感情移入しながら読めるので、時代の流れや人物の関係が記憶に残りやすいのもいいところ。
好きなシーンを繰り返し読むこともでき、自然と復習もできるため学習効果も高まります。

歴史の流れを短期間で大まかに理解することは、歴史学習においてとても重要です。

初めから細かい年号や用語を暗記しようとしてもバラバラの情報が整理できず定着しません。
歴史の細かい知識の積み上げは、大まかな流れをつかんでからの方が記憶しやすいです。

興味を持つきっかけになる

まんがで出来事の内容や時代背景、人物の人柄がわかることで面白さや興味が持てます。
そして、この出来事や人物を「もっと知りたい」と思えることが学びの動機になります。

ドラマチックな出来事や魅力的な人物も登場するので、好きな時代、得意な時代ができます。
歴史を題材にした映画やドラマもたくさんあり、見ることで知識も深まります。

わが家は、ベタですが戦国時代が好きで有名な将軍が出てくるゲームや映画を見ていました。

歴史を学ぶと、現在の社会がどのように作られてきたのかが分かるようになってきます。
日本と外国とのつながりもわかってくるので、時事問題も理解できるようになってきます。

歴史まんがの種類と選び方

角川・集英社・講談社・小学館・学研

歴史まんがは、出版社によって情報量や解説の細かさ、対象となる年齢層が異なってきます。
代表的な角川・集英社・講談社・小学館・学研の5つについて、特徴を比べてみました。

角川：まんが学習シリーズ 日本の歴史 全16巻

角川の歴史まんがは、細かい解説はなく、ストーリー中心の歴史初心者向けの内容です。
できるだけお勉強感を排除して、楽しみながら学べるように工夫されているなと思います。
現代風のイラストで１コマあたりの情報量があまり多くなく読み進めやすいです。
重要な語句や人物関係などは、ストーリーの中でポイントを押さえた解説がされています。
歴史に興味が無い、歴史学習を始めたばかりの子には、角川版がおすすめです。

集英社：コンパクト版 学習まんが 日本の歴史 全20巻

集英社の歴史まんがは、中学受験する子どもにおすすめされています。
受験で覚えておきたい重要な語句は太字になっており、わかりやすい解説もついています。
情報量が少々多めではありますが、中学受験を見据えた歴史学習には最適な歴史まんがです。
その分、学習要素が強めでストーリーとしての面白みには欠けるところがあります。
歴史の知識が少しある状態や、歴史に興味がある子には楽しめる内容だと思います。

講談社：学習まんが 日本の歴史 全20巻

講談社の歴史まんがは、情報量が多く大学受験まで使える内容となっています。
用語解説や豆知識、コラムや歴史の解釈に関する解説もあり、充実した歴史まんがです。
大人はもちろん、歴史好きで細かい情報まで知りたい子なら夢中になれる内容です。
ストーリーの中に解説や豆知識が散りばめられているので読むのに時間がかかります。
なので、歴史初学者では、情報量が多すぎて途中でギブアップしてしまうかもしれません。
くり返して読めば、難関大学まで対応できる知識が身に付くほどの情報量だと思います。

小学館：学習まんが 日本の歴史 全20巻

小学館の歴史まんがは、講談社と同じく大学受験まで使える情報量を扱っています。
大学受験生や大人の学び直しとして読むのに適している内容だと思います。
人物の関係や対立構造など、わかりやすく図解されているので背景の理解が進みます。
また、近現代の内容を厚めに扱っているので、日本と外国との関係も整理できます。
ただし、他の出版社と比べると巻ごとのイラスト差が大きく好き嫌いが分かれそうです。
中学受験だけを対象とするなら、情報量としては過剰かなと感じました。

学研：まんがNEW日本の歴史 全12巻

学研の歴史まんがは、角川版と同じように歴史の流れを理解するのにおすすめです。
全ページがオールカラーでコマ割りも大きめでとても読みやすかったです。
他の歴史まんがが16巻〜20巻のところ、学研は12巻とコンパクトにまとまっています。
また、各巻にDVDが付属しており、まんがと映像で立体的に学ぶことができます。
補足や資料情報もあるので、細かいところまで知りたい子も楽しめるまんがです。

子どもが読み切れるものを選ぶ

歴史まんがも出版社によって、情報量や解説などのちがいがあることがわかりました。
そこで、困るのが「どの出版社の歴史まんがが子どもに合うのか」ということです。

受験も視野に入れると、情報量や解説多いものの方がいいのでは。。などと悩みます。
選ぶ上で大事ポイントは、子どもが読み切れるレベルの内容かどうかです。

出版社の中には、情報量も多く、受験対策までカバーしている内容かもしれません。
しかし、せっかく情報量があっても、子どもが読まなければ意味がないのでここは注意です。

歴史まんが選びに悩んだら、図書館で借りてみてレベルチェックするのがおすすめ。
角川版をおいている図書館は多いので、試しに何冊か借りて読むといいです。

角川版は図書館で読破して、購入するのは集英社版という手もアリですね。

電子版がおすすめ

歴史まんがは冊数も多く、シリーズものもあるため、紙の本だと収納スペースを圧迫しがち。

おすすめなのは、電子版です。いつでもどこでも気軽に読めるのが最大のメリットです。
タブレットやスマホで何冊も持ち歩けるし、何よりも、汚れないし破れない。

また、電子書籍は、割引セールや読み放題サービスの対象になることが多いのもうれしい。
買っても読まなければ学習効果がありませんので、いつでも持ち歩けるのは便利です。

電車の中や待ち時間などのちょっとしたスキマ時間でも読めるので電子版はおすすめです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、学習用の歴史まんがをご紹介しました。

歴史まんがは、長い歴史の流れを短時間で理解するのに最適な学習ツールです。
視覚的な情報やストーリーの力を活用し、効率よく歴史を学びましょう。

まんがで歴史の流れを学び、資料集や教科書で補足すると記憶が定着しやすいです。
また、映画やドラマを見たり、実際に史跡の訪れることで学習効果も高まります。

今後も中学受験に役立つ情報や教材を紹介していきたいと思います。
ご期待ください！