みなさん、こんにちは!スタッキーです。
子どもが4年生にもなると、受験をさせようかどうかと悩みはじめていませんか?
できれば、受験をするか決める前に中学受験とはどんなものなのか知りたいですよね。
今回は、話題のノンフィクション書籍「勇者たちの中学受験」についてまとめます。
この記事は次のような人におすすめ!
・「勇者たちの中学受験」を購入すべきかどうか迷っている
・どんな内容が書かれているのかざっくり知りたい
・中学受験をする親の中で話題になっている理由を知りたい
中学受験ではどんなことが起こるのか予行演習をしたい方は必見です!
それではどうぞ!
※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。
「勇者たちの中学受験」ってどんな本?
中学受験を描くルポルタージュ
「勇者たちの中学受験」はその名の通り、中学受験する親子をテーマにした作品です。
中学受験でも長いスパンではなく入試期間にフォーカスを当てた内容になっています。
首都圏の中学受験を対象に、1月の前受け〜2月の本番の合否発表までが描かれています。
この書籍の著者は、育児・教育ジャーナリストのおおたとしまさ氏です。
子育て、教育、受験、家族関係などをテーマに取材・執筆・講演を行っている方です。
リクルートを脱サラして独立し、心理カウンセラーや教員経験も豊富だそうです。
中学受験だけでも多くの書籍があり、中学受験の世界では有名なジャーナリストです。
作品の大まかなあらすじ
作品の内容は、3つの家庭のエピソードとおおた氏の解説で構成されています。
3つのエピソードは、小説のような文体で書かれており、サクサク読み進められます。
アユタ、ハヤト、コズエという3人の小学生とその親が中学受験に挑みます。
彼らの学力や受験の状況を下記にまとめてみました。
受験した結果や進学した学校についてはぜひ読んで確認してみてください。
受験生 | レベル | 塾 | 受験校 |
---|---|---|---|
アユタ | 神奈川御三家をギリギリ目指すレベル | 早稲アカからSAPIXに転塾 | 佐久長聖、サレジオ、山手学院、鎌倉学園、中大横浜、浅野 |
ハヤト | 灘・筑駒・開成の三冠に手が届くレベル | 早稲アカからスピカへ移籍 | 栄東(東大特待)、灘、開成、聖光学院、筑駒 |
コズエ | 中堅校レベル | うのき教育学院 | 盛岡白百合、香蘭、三輪田、恵泉、普連土 |
解説では、エピソードを踏まえ、中学受験のあるあるや塾業界について記されています。
おおた氏が親が陥りがちな失敗や、中学受験の光と影を解説してくれています。
中学受験をしようかなと思った時に悩むのが塾選びでではないでしょうか?1つ1つ塾を調べていくのは大変ですよね。今回は、首都圏で有名塾な4大塾を徹底比較します!サピックス、四谷大塚、早稲田アカデミー、日能研の授業料、クラス分けなど特徴について紹介します。塾選びでお悩みの方の参考になれば幸いです。
「勇者たちの中学受験」が話題なワケ
受験直前期のリアルなノンフィクション
この作品が話題となり、中学受験界で人気となった魅力を見ていきたいと思います。
まずは、親子3組の実話を基にしたノンフィクションだということです。
読んでいくと、登場する親子と自分の家の状況と似ていると部分が見つかるはずです。
また、塾や学校が実名で生々しく登場するため、内容がリアルで臨場感があります。
サピックスや早稲田アカデミー、日能研など、各塾の特徴がよく書かれています。
御三家や難関校だけでなく、中堅校も含めて数多くの学校名が実名で登場します。
中学受験を擬似体験できる
親子の行動や心情の動きは読んでいるだけで受験を予行演習できるほどリアルです。
特に、志望校の調整や前受けと本番の受験日程と合否発表は空気感が伝わるほどです。
塾との関係や中学受験あるある、親のありがちな失敗にも踏み込んでいます。
子供がどう感じているのかなどの人間的な部分も生々しく描かれ、感情移入できます。
塾の対応も、温かく支援する塾だけでなく商材のように扱う塾もあり、驚きです。
わたしは、自分の子どもが受験生かと思うとハラハラして一気に読み終えました。
「勇者たちの中学受験」を読んでみて
親としての心構えが学べる
全員が第一志望に行けるわけではなく、落ちる確率も低くないのが中学受験です。
これまで触れられなかった、中学受験のあたりまえの現実を垣間見ることができます。
そんな作品を通じて子どもとの接し方、親として持つべき心構えを考えさせられます。
中学受験は甘いものではなく、どの受験よりも長期で犠牲する時間も費用も大きいです。
受験の有無は問わず、子どもの学習について親が持つべき心構えは同じだと感じました。
そして、子どもの自己肯定感や生きぬく力を高める学習体験にしたいと思いました。
手元に置いておきたい1冊
受験をするしないに関わらず、中学受験とはどういうものなのかを知ることができます。
受験する予定の家庭なら、何が起きるのかを先に知っておくには良い作品だと思います。
受験直前期よりも、親が心に余裕があるときに読むのが良いかもしれません。
中学受験するか悩んでいるなら、いまこそ母親・父親の両者で読むのがいいと思います。
子どものタイプや塾選び、学校選びについて真剣に考えるきっかけをくれます。
親のため受験を子どもに強いることがないよう、戒めとして置いておきたい1冊です。
まわりに聞けない中学受験の悩みはありませんか?もしかしたら、その悩みを本が解決してくれるかもしれません。学習に関するヒントが必要な方のために図書館を開きます!
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、書籍「勇者たちの中学受験」をご紹介しました。
加熱する中学受験の現実や厳しさを知るにはおすすめの作品だと思います。
小学生の子どもを持つお母さん・お父さんの両方に読んでほしいですね。
- ノンフィクションでリアルな描写で中学受験がイメージできる
- 語られてこなかった中学受験の現実を垣間見ることができる
- 子どもとの接し方、親として持つべき心構えや教訓が学べる
中学受験がどんなものかを知るにはピッタリで、親としての学びも多い作品です。
ぜひ、一度手にとって読んでみて中学受験について理解を深めてみませんか?
今後も子どもの学習に役立つ書籍やアイテムを紹介していきたいと思います!