みなさん、こんにちは!スタッキーです。
最近では、中学受験するのが当たり前のようになってきましたよね。
ただ、いざ受験すると決めて塾に行かせても、復習しないとすぐに忘れてしまう。
むつかしい問題になると、すぐに心が折れてダラけはじめる子どもにも手を焼きます。
覚えておくべきポイントすら忘れてしまうので、解けたはずの問題を間違えてしまう。
解けなくなると苦手意識が出てきて、学習が進まない・・・
そんな悩みを解決するのが「チートシート」です。
この記事では、自宅学習のストレスを少しでも軽減させ、気持ちよく問題をときながら知識の定着を図るチートシートを紹介したいと思います。
この記事は次のような人におすすめ!
・苦手な分野を学習するときにすぐ心が折れる子どもを救いたい
・なんども同じ間違いをしてしまうので考え方のクセを修正したい
・試験の前に学んだことをすぐに思い出せるようにしたい
・日常の風景に学びを溶け込ませてみたい
問題が解けず苦手意識を持ち始めている子どもを救いたいと考えている方は必見です!
それでは、どうぞ!
※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。
チートシートは何のために存在するの?
社会人になってからの出会い
チートシートは「cheat sheet」と書きます。
チートシートとは、知識や情報を1枚にまとめたもので、覚えたことをすぐに思い出せるよう要点をまとめた早見表のようなものです。
わたしは、このチートシートの存在を、大人になって初めて知りました。
海外には、オープンブックというスタイルを採用した試験があります。
これは、学習に使用した教材や資料を持ち込んで受けることのできる試験です。
試験中に教材を見ながら問題を解くことが許されているので、
「試験は簡単なんじゃないの?」と思うかもしれません。
しかし、残念なことに資料で答えを探して解けるほど試験時間に余裕はありません。
そこで、たくさんの資料を持ち込む代わりに用意するのが、試験の全範囲を1枚にまとめたチートシートです。
わたしは、社会人になってこのオープンブック形式の試験を受け、チートシートというものに出会いました。
子どもの学習に使ってよいのか
頻出ポイントをまとめた資料は、わたしの資格試験の勉強でかなり役立ちました。
全勝です。
そこで、ふと思ったんです。
この学習法は、大人だけじゃなく子どもにも効果があるんじゃないのかな。。と。
例えば、算数では公式、社会では歴史人物、理科では植物などをまとめたチートシートが思いつきます。なんだっけ?となってもすぐにポイントを確認できることで、教科書を開いてヒントを探す時間が省ける。
さらにヒントがすぐにわかれば、わからないからもうやりたくないと言ったこともなくなるかな。。と思ったんです。
しかし、チートシートは試験会場には持ち込めないのだから、これに頼って勉強するのは危険な気がします。これを確かめるため、わが家で算数のチートシートを作って学習させてみることにしました。
結論ですが、チートシートを使って問題を解いているうちにあっという間に内容を覚えてシートを見なくなることがわかりました。
私たち大人と違って、子供は覚えるのがめちゃくちゃはやい。。すごい。
これは使ってもOKそうです!
チートシートを使った学習法
「悩む」を減らして「考える」を増やす
日本の教育では、まずは答えを見ずに自分で考えようという文化があります。
わたし自身も、初めのうちはすぐに答えを見ることに抵抗がありました。
でも、ちょっと考えてわからないものに時間をかけてもムダじゃないか?とも思ったのです。
もう少しいうと、それは「悩んでいる」だけで考えてはいない、「苦しんでいる」だけで学んではいない。そして、この悩んでいる時間は、積み重ねるとかなりの時間を無駄にしていることになります。
さらに、解けない時間は、本人も辛いし、楽しくない。結果、続けられない。
わたし自身もそうでしたが、わからない時間が続くのはつらいんです。。
そこで、わからなかったらすぐ答えを見て、正解を導き出す方法を理解するように変えようと思いました。
まずは、重要なポイントや頻出問題の解法などを自分でまとめてチートシートを作ってみました。学習範囲ごとのポイント、テストに頻出のアプローチ、弱点になっている知識などを対象にするのがおススメです。
どの時点で使うのかを考える
チートシートを使った学習法とは、言い換えれば、解法のエッセンスをカンニングしながら問題を解くということです。
そのため、ウチでは次のようなステップで学習を進めることにしました。
- 問題を解いてわからなかったらすぐにチートシートを見る
- チートシートを見てもわからなかった問題は解説を読んで理解する
- 解説から学んだエッセンスはチートシートに書き加える
- (1) ~ (3) の繰り返し
ポイントは、わからなかったらすぐチートシートを見ることです。
チートシートは、ヒントを与え、悩む時間を正しく解くために考える時間に変えてくれるアイテムです。なので、チュウチョは禁物です!
わからないまま悩み続けるのではなく、チートシートを見て解き方を考え、それでもわからないならすぐに解説から新たな知識を吸収するのです。
このことは、問題を解く、新しい知識を得る、定着させる、という良い学習習慣をつくるのにも役立つものと考えています。
チートシートがもたらす効果
学習ストレスを大幅に減らせる
わからなかったら、チートシートをみてヒントを思い出せばいいと思うだけで学習ストレスが少なくなりますね。そして、悩んでいる時間が減るので苦手意識が芽生えることも少なくなっている気がします。
ヒントを見ながら解いていくと、うやむやな知識で問題をとくこともなくなり、スッキリした表情になります。イメージは、「あーそうだそうだ!」と思い出しながら、正解を導き出すことに集中していく感じです。
このようなやり方では「ヒントを見て解くクセがついてしまい、テストで力が発揮できないのでは?」と疑問が再燃するかもしれません。
しかし、子どもはチートシートを見ること自体も面倒くさいと思っていますし、大人とは覚える力が格段に違います。
つまり、ほっといても見なくなるということです。
正しい解き方を身につけられる
チートシートを使うことで、はじめから正しい解法のステップを頭にインプットしていくことができます。また、新しい情報を書き加えたり、口に出してアウトプットすると、チートシートの内容を頭に何度も焼きつけることができます。
ひとたび、独自の解き方や間違った解き方のクセがついてしまうと、それを直すのにはとても時間がかかります。なので、修正という膨大なムダを除去することは学習効率を高めることに直結します。
ここで注意したいのは、あまり視線をうごかさずに情報を見つけ出せるようチートシートを配置することです。
子どもは、情報を探すのに時間がかかると、自分が何をしているのか見失ったり、ほかのことに興味が散りやすいように思います。
つまり、本来の学習に集中して取り組むためには、すぐに見える位置にチートシートがあることがたいへん重要なのです。
部屋に貼ると記憶の定着度があがる
多くのモノを一度に覚える記憶術として「メモリーパレス」という方法があります。
この方法は、記憶のためのテクニックの1つで、あたまの中に空間を思い描き、そこに記憶したいモノを置いていくという方法です。
これは丸暗記とは異なり、場所を覚えるための専用回路を使って効率よく、脳内に情報を定着させる方法といえます。
本来はあたまの中で行いますが、現実空間で行っても似た効果は得られると思います。
チートシートを部屋に貼り、情報ごとに見る位置を決めておくことをおススメします。
部屋という場所にチートシートという知識を配置することで、記憶を容易に引き出せるようにすることができるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は「チートシート」を使った学習法をご紹介しました。
チートシートは、日常学習はもちろん、受験対策にも取り入れて良いアイテムだと思います。
- 悩んでいる時間&苦しんでいる時間は学習時間にはカウントしない
- 弱点や誤ったアプローチは放置せずにただちに修正する
- 正しい解法やヒントを見ることをチュウチョしないようにする
チートシート学習法は、苦手意識が芽ばえるのを防ぎ、学習効率を高める1品といえます。
もし、学校や塾のペースに追いつけなくなっていたら、使ってみる価値が十分あると思います。
ここまで、チートシートを使った学習がもたらす効果をお話ししてきました。
しかし、このチートシートには最大のデメリットがあります。
それは、作成するのに時間がかかることです!
よく出るポイントや覚えておくべき用語などを取りまとめるのはとても大変です。。
そのため、わが家で作成して活用しているチートシートをみなさんに共有していきたいなと思っています。よろしければ、使ってみて下さい。