みなさん、こんにちは!スタッキーです。
小学生は、学年ごとにカリキュラムが決められており、先取り学習をするのがむつかしいです。
でも、ノッテいるときに一気に特定の教科を学習するのが一番効率いいと思いませんか?
わたし自身、「算数脳」から「国語脳」へと教科をパラパラ切り替えるのが本当に苦痛でした。
そこで、今回は、学年の壁を超えて学ぶ「シームレスな学習」について考えてみました。
この記事は次のような人におすすめ!
・テストや塾のペースに追われる毎日から脱却したい
・毎日のように降り積もる「負債」の前で立ち尽くしているつもりはない
・学習ペースを限界ギリギリに設定してくる謎の人物を特定したい
・世界標準のチーム戦術でわが子の危機を乗り切りたい
シームレスな学習環境を手に入れたい方は必見です!
それではどうぞ!
※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。
学習への意欲とシステムのギャップ
小さいころに感じた賢くなれるという確信
小さいころ家で学習していていると、突然パッと視界が開けてくることがありました。
そして、信じられないスピードで解説が理解でき、問題をとくのが楽しくなってくるのです。
調子に乗りやすいわたしは「この調子でいけば天才になれるかも~♪」と思ったりしましたw
しかし、学習する教科をパラパラ切り替えると一瞬でぼんやりした生活に戻るのです。
自宅でなんとか1つの科目に専念しても、塾に行けばやはりパラパラ切り替えが発生します。
みなさんはこんな経験をしたことはありませんか?
当時、わたしは「自分のペースでムダなく学習すれば一直線に賢くなれる」と考えていました。
なぜなら、視界が開けたときの吸収スピードや楽しさは忘れがたいものがあったからです。
ただ、どういう訳か、わたしが思うような学習ステップは塾では提供されませんでした。
そんな時、深夜番組で「1つの山の頂に立てばほかの山への上り方も見える」という話が。
正にコレだと思いました。ひとたび、目標を定めたら最短距離で頂上を目指したいものです。
リニアに賢くなるのが難しい4つの理由
どうして「シームレスな学習」がむずかしいのか、その理由について考えてみました。
- 主要な塾では基本的に飛び級が認められていない
- 基本から過去問まですべての範囲をカバーしたテキストや問題集が少ない
- 自力で学習を進めようとすると定着までのステップが確立できず挫折してしまう
- よくある「先取り学習はよくない」という意見に流されそうになる
理由の(1)と(2)は、授業や教材を中心に新たな仕組みを確立する必要があることを示しています。
集団塾が先取り学習を禁止するのは、さまざまな要因からやむを得ない気もします。
具体的には、成績低下のリスク、飛び級による収益減、講師のスケジュール確保などです。
ほかにも、学年を飛び越える生徒が偏差値データの精度を劣化させる可能性もあります。
この辺りを親から指摘されることを考えたら、「パラパラ切り替え」やりたくなりますね。
理由の(3)と(4)は、自宅学習ならではのむつかしさが存在することを示しています。
塾に通えば、一定の進度で授業が進みますし、復習のためのテストも都度提供されます。
しかし、自宅で学習するとなると、次に何の教材に取り組めばいいのかにすら迷うのです。
たとえば、問題のレベルを上げるのか、次のカテゴリに移るのか、復習をするのかなどです。
では、このような課題を解決する方法はあるのでしょうか?
学年の壁を越える「シームレス学習」への挑戦
第1ステップ:学習範囲の全体を可視化してみる
みなさんは、なんらかの勉強をしようと思ったとき、全体の範囲が分からないまま学習をはじめることに不安を感じたことはありませんか?
小さいころのわたしは、主体性の欠片もありませんでしたのでまったく感じませんでしたw
しかし、大人になっていざ勉強しようとすると範囲が分からないなど受け入れがたいのです。
ちょうど、地図なしで砂漠を歩けといわれているような感覚でしょうか。
そこで、中学受験の範囲を探してみましたが、意外とほしい一覧表がないんです。
なので作るしかないと思い、わたしなりに情報を整理して表を作ってみました。
この表は、最初に作成したもので、粗かったり、難易度の情報が欠けたりしています。
しかし、進捗状況や理解度を知るための「ヒートマップ」として使うのには事足りました。
ただ、身近でもっと良い情報があればぜひ教えてください。情報お待ちしています。
第2ステップ:学習範囲をカバーできる教材を揃える
まずは、先ほどの学習範囲を「カテゴリ」と「難易度」の両面でカバーできる教材を揃えます。
基本・応用・実践までを完璧にカバーした教材はありませんが、近いものはあります。
その中でもおススメの教材をいくつか紹介したいと思います。
もちろん、わが家でも自宅学習の教材として採用しています!
スタディサプリ
教材は、PDFとテキストの2タイプがあり、PDFは無料で提供されているのはうれしいところ。
広い範囲を満遍なくカバーしている印象であり、プロの講師陣による動画講義はパソコンやタブレットからいつでも視聴可能&コスパ最強です!
シームレス学習における課題は、問題のボリュームとバリエーションが塾のコースに劣ること。
小学3年生~4年生で取り組むならとてもよいマテリアルだと思います!
もう少し詳しい情報を別の記事に載せていますので、そちらも参考にしてみてください。
子どもの学習サポートは誰がするのがよいのでしょうか?今回は、 自宅学習に光明をもたらす「スタディサプリ」について解説します。オンライン学習を徹底活用したい方は必見です!
四谷大塚
教材はかなり広い範囲をカバーしていますし、入塾せずに購入できるのもうれしいです!
予習シリーズから応用演習問題集までを完成させるだけでソコソコの力はつくと思います。
進学くらぶの動画講義「予習ナビ」は、予習シリーズを中心にした授業になっています。
ただし、算数だけは、組み分けのコースによって視聴できる動画が異なるので注意が必要です。
A・Bコースは「予習シリーズ」の必修例題と類題、基本問題と練習問題です。
C・Sコースは「予習シリーズ」の練習問題と「演習問題集」の練習問題と応用問題です。
シームレス学習における課題は、動画配信が通常授業のペースに制限されていること。
小学5年生~6年生で取り組むならこの程度のボリュームは必要になると思います!
今回紹介した教材は、いずれもかなりシームレスに近い学習ができる教材だと思います。
固まった時間が確保できる方はこれらの教材でブーストしてみてはいかがでしょうか?
第3ステップ:学習サポートの体制を構築しておく
これまでに紹介した教材でもある程度シームレスな学習は実践できそうです。
しかし、難関校突破を目指している場合やイヒッ体験を重視する場合は追加の対策が必要です。
それは、テキスト解説や動画講義で十分に理解できなかった場合に備えておくということです。
苦手な箇所をカバーする際の選択肢としては2つあります。
親が自身で学習フォローする方法
学習状況の確認を行いつつ弱点箇所を見つけたら一点突破で攻略する方法です。
1人で学習するのと比べて時間がかかりますが、会話した内容は忘れにくいので有効です。
時間に余裕がある方は、試してみてもよいかもしれません。
個別指導で弱点をカバーする方法
学習フォローに自信がない方や時間的に対応がむつかしい場合は専門家に頼りましょう。
自宅、教室、オンラインなどの多様なタイプがありますので条件のあうものを使いましょう。
家庭教師、個別教室、個別指導など、オプションが多いので体験は必須です!
ここは、時間をとるか費用をとるか、判断に迷うかもしれませんね。
ウチでは学習フォローを選択していますが、そのうち個別指導も活用するかもしれません。
もし活用する場合でも「2ヶ月分無料キャンペーン」などは絶対使います。安くないのでw
第4ステップ:アウトプット中心の学習プロセスを確立する
主要な塾では基本的に飛び級を認めていないことは先ほどお伝えしました。
そのため、シームレスに学習するためには、独自の学習プロセスを確立する必要があります。
つまり、問題を定着させるための学習ループを作っていくことになります。
先ほどおススメ教材として取り上げた「四谷大塚」の教材を例に説明してみたいと思います。
算数の1カテゴリ1週間分の問題数は約85問、週テストを含めると約170問におよびます。
これを約1.5日で1回転させる流れを作っていけば、スコアアップのモデルが完成します。
最初からすべての問題を対象とするのではなく、小さなループを回しはじめるのがコツです。
わが家では、予習シリーズのみを全問トケるようにするところからはじめました。
そして、「演習問題集」や「応用演習問題集」に範囲をひろげていった感じです。
何度かループが回ると一気に負荷が下がりスピードが上がり始めるので焦らないで良いです。
詳しくは、アウトプット中心の学習法「5段階のトケル化」を参考にしてください!
見たことがある問題がとけないという経験はありませんか?今回は、アウトプット中心の学習法「5段階のトケル化」について解説します。テストで点数をあげたい方は必見です!
「シームレス学習」がもたらす3つのメリット
トータルな学習負荷を最小減にすることができる
テキストや問題集のスタイルに変化が生じると、学び方を微妙に調整しなければなりません。
また、先生の教え方やクラスの雰囲気が変わった時も同じようなコストが生じます。
ですが、それら変化への適応コストが「点数をあげる」ことは一切ありません。
それなら、できるだけシリーズ化された教材で一定に学習を進めたいと思いませんか?
シームレス学習では、このような変化を最小化できるので余計な学習負荷が最小化されます。
最も時間のかかる授業というステップをショートカットできるのも大きなメリットです。
授業は、理解した知識を多面的なものとしたり、定着度をあげることにとても役立ちます。
しかし、自身の理解に応じてどのパートを受けるかという取捨選択はできません。
そのため、スコアアップの観点から見ると授業は「膨大な時間のムダ」になっています。
テキストを一読して問題に取り組み、全ての学習が完了してから動画を見るとどうでしょう?
シームレス学習では、このようなムダが排除できるため、学習負荷が抑制できます。
学習リズムを一定に保つことができる
学習リズムを一定に保てることは、この学習法の最大のメリットといってもいいでしょう。
ムリ・ムダ・ムラが排除され、学習のメトリクスが「習熟度」一点に集約できます。
つまり、「ノートをきれいにとる」「ライバルに勝つ」「テキストを終わらせる」は不要です。
ズレた目標を排除して「スコアをアップすること」だけに集中できるのです。
実のところ、各領域の習熟度を上げるために大量の問題にチャレンジすることになります。
その結果、目的以外の活動をしているヒマがなくなっていくと言った方が正確かもしれません。
学習スタイルが確立するまでの数週間はシンドさを感じるかもしれません。
しかし、ひとたび、習慣化すれば、理解度とともに学習ペースが自然と加速します。
最近、調子どう?
前よりもスピードも点数ものびてきてる気がする。
だから、やってて、うれしい。
学習リズムを作る方法については「スプリント」という記事も参考にしてみてください。
学習効果を確認する完了(Done)のチェックについても触れています。
週次テストや塾のペースに追われて焦っていませんか?今回は、世界を席巻しはじめたスクラムからスプリントを導入します。自宅学習のペースを適切に維持したい方は必見です!
学校の学習をより意義あるものにすることができる
一般論として「先取り学習をすると学校の授業がつまらなくなる」という意見があります。
しかし、わたしは、その点については考え方次第なのかなと思っています。
なぜなら、シームレス学習には、その性質上、絶対に実現できないことがあるからです。
それは、時間をかけて学ぶことです。
ていねいに字を書く、うまくノートをまとめる、時間をかけて調べる、体験を通じて学習する。
思い切り体を動かす、周囲と音楽をたのしむなど、どれも子どもたちには必要な学習です。
しかし、このように時間をかけて学ぶことは、スコアを上げる学習との相性がわるいのです。
なので、学校で過ごしたことをほめるときは「感性をみがいた結果」に絞りたいと思います!
ひとまず、ヘトヘトになるまでカラダを動かしてこい!ボヤッキー!
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、「シームレス学習」についてご紹介しました。
この方法は、周囲の状況を気にせずに自分のペースで学習したい方におススメです。
- 学習スタイルを確立するのに数週間を要するが回りはじめると爆速
- オンラインレッスンの進展で「シームレス学習」に適した環境が手に入る
- 学習フォローや個別指導を組み合わせて弱点補強することも忘れずに
- 学校では感性をみがくことにフォーカス、まずは筋肉の偏差値をあげよう
弱点の学習フォローを行っていると自分も同じところでつまずいたなーと感じることも。
役に立つかはわかりませんが、今後、その辺りもご紹介してみたいと思います。
学習サポートに時間をかけるか、それとも、お金をかけるか、それが問題です・・・。
ということで、コスパのよい個別指導も探索してみたいと思います!