みなさん、こんにちは!スタッキーです。
近年では首都圏を中心に中学受験が過熱し、受験者数も年々増加し続けています。
そんな中、わが子と中学受験に取り組むことを決意した方も少なくないのではと思います。
そのような場合に最初に考えるのが「どこの塾に通おうか?」ではないでしょうか。
でも、数年にわたって子どもを通わせる塾だから慎重に決めたいですよね?
このシリーズでは、過去に中学受験で有名な首都圏4大塾を個別に徹底解説してきました。
今回は、それらの調査データをまとめて各塾の特徴を比較していこうと思います!
この記事は次のような人におすすめ!
・周囲の子どもが塾に通いはじめて子どもが焦っている
・ 塾の費用やサポートの負担を考えると不安になる
・子どもの才能を最大限に引き出す相性抜群の塾を探したい
・塾選びに失敗して後悔することは絶対に避けたい
中学受験する方で塾選びをしたい方の参考になれば嬉しいです!
それではどうぞ!
※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。
総合的な4つの視点で考える塾選び
校舎の立地で候補の塾を絞り込む
塾を考える上では色々な要素がありますが、校舎の立地はその中でも最も重要だと思います。
なぜなら、1年に52週×1週間3~4回の通塾はトータルで相当な時間を必要とするからです。
そう考えるとまずは自宅から近い場所にある塾を候補として絞り込むのが良さそうです。
このような地元型の塾では、早稲田アカデミーや日能研が校舎も多く探しやすいでしょう。
一方、塾に仲の良い友達が多い場合には学校の延長のようになり効果が激減することも。。
そのような場合には、少し自宅から離れた塾に通うことを検討してみても良いでしょう。
電車での移動やお迎えなどが必要になりますが、合格実績などで有利になることもあります。
このような広域型の塾には、SAPIX、早稲アカのExiV、四谷大塚などが挙げられます。
なお、どの塾も各校舎に定員を設けており、定員に達すると募集を締め切ってしまいます。
希望する塾の候補を絞り込んだら、ひとまず校舎に連絡して空き状況を確認しておきましょう。
自分の期待とサポート力を見定める
親の視点から見るとやはり気になるのは、合格実績、費用、学習サポートの3つでしょう。
希望する学校に合格できて負担が少なく費用が安い塾があれば、ぜひお願いしたいものです。
しかし、すべての面で最強な塾はないので、何を重視するか優先度を決める必要があります。
特に重要なのは、自宅での学習サポートにどのくらい時間を避けるかではないでしょうか。
塾はできるだけ家庭で子どもが怠けないように宿題という反復学習を提供し続けます。
しかし、講師のいない家庭で子どもの手が止まった時にサポートするのは親の役割になります。
塾によっては多くの教材が提供されるため、教材管理や学習準備も半端ではありません。
通塾を考える時には費用が気になりがちですが、それ以上に重いのは学習サポートでしょう。
不明点の説明などは個別指導に頼る手もありますが、教材の管理や送り迎えはなくなりません。
また、子どもの学習ペースを管理するのは結局のところ親でしかないように思います。
だからこそ、中長期的に継続できる自分のサポート力を見定めておくことは肝心でしょう。
子供のキャラクターと相性で考える
子どもの学力や性格が塾のスタイルと合わなければ、結局のところテストの成績は伸びません。
サイアクの場合は「転塾」という最も避けたい自体を招く可能性すら出てきます。
そこで、教育理念、クラス編成、カリキュラムを確認してわが子との相性を確認しましょう。
あまりにズレが見られる場合は、一度落ち着いて条件を調整しても損はないと思います。
調べて見てかなり重要だと感じられたのは「教育理念と子ども」の相性でした。
ゲーム感覚でスコアを伸ばす、アメとムチで伸ばす、自走力で伸ばすなどタイプは色々です。
この教育理念の違いが、クラス編成やカリキュラムの進め方に連動しているのです。
体験授業で得た子どもの直感も大事ですが、その特性を冷静に見抜く目も求められそうです。
不思議に感じた時の反応、褒められた時の表情、落ち着いた環境での行動を思い出しましょう。
そこに学習効果をアップさせるカギがあるかもしれません。
入塾テストの準備期間を見積もる
中学受験の進学塾は、一定の基礎学力を身につけた状態で入塾することを推奨しています。
このため、そこまで厳しくはありませんが「不合格」も設けられています。
また、塾は学力に合わせて授業を行うため、入塾後にクラスを上げるのは容易ではありません。
これらのことから、塾を探すのと同時に入塾テストの準備を進めておくのがベストです。
学力に不安がある場合や上位クラスでスタートしたい場合は助走をつけて臨みましょう。
入塾までの対策では「スタディサプリ」などのオンライン学習がおススメです。
理由は、コストが比較的安く、家庭学習の習慣がつき、基本知識をおさらいできるからです。
子どもの学力次第では、塾が提供する「特待制度」を狙える可能性もあるかもしれません。
特待制度は、全国模試の成績などを条件に授業料の減額や無料化が得られるものです。
色々と塾に協力を求められるかもしれませんが、費用が問題ならコレを狙うのもアリでしょう。
フリマアプリで過去問を購入して対策すれば、特待制度もグッと近づくかもしれません。
校舎の立地で候補の塾を絞り込む
首都圏校舎数
家から塾までの通塾にかかる時間と交通経路は、塾選びにおいては重要なポイントです。
ここでは、首都圏における各塾の校舎の展開状況チェックしていきましょう。
サピックスは、首都圏に43校の校舎があります。どの校舎も駅の近くにあります。
利便性がよく駅を利用する人が多い商業エリアに立地している校舎が多いです。
神奈川・埼玉・千葉の主要駅にも展開しており、広域から通えるようカバーしています。
早稲田アカデミーは、首都圏に121校あり、展開している校舎数が圧倒的に多いです。
駅からも遠くない立地にありますが、一部繁華街近くに立地する校舎もあります。
多くの路線上に展開しており、広域からも地元からも通えるようカバーしています。
四谷大塚は、首都圏に31校と校舎数は少なめですが、これは直営の校舎数になります。
比較的どの校舎も駅近くに立地していますが、一部駅から7分以上歩く校舎もあります。
広い地域から生徒が通えるように、校舎は首都圏内にバランスよく展開しています。
日能研は、全国に150以上の教室がありますが、そのうち93校が首都圏に展開しています。
教室は駅から近いところ、繁華街や治安が悪い場所を避けて立地している教室が多いです。
複数の学校から通える立地に教室を展開しており、地域に根ざした教室展開をしています。
どの塾の校舎も駐車場・駐輪場はありません。通塾には公共交通機関を使うのが原則です。
そのため、帰宅が遅くなるときはどの塾もスタッフが駅まで見送りや誘導してくれます。
校舎タイプ
各塾が展開している校舎は、それぞれ在籍人数によってクラス数が異なります。
規模によって校舎のタイプがどのように異なるのか今回まとめてみました。
サピックスは、大規模な校舎では1学年300名、クラスは30以上にもおよびます。
大規模校舎では、上位のαクラスが5つ以上も設置されている校舎もあります。
1クラスの人数は15〜20名ほどです。中規模では上位のαクラスの設置は3つほどです
小規模な校舎や新規開設校舎には、αクラスが設置されていないことがあります。
早稲田アカデミーは、大規模な校舎では1学年120名以上、クラスは10にもおよびます。
1クラスの人数は15名ほどですが、校舎によっては上位のSSクラスが設置されていません。
SS基準を満たした生徒が5名以上いないと設置されないというルールがあるからです。
他にも、難関校を対象にした特別校舎のExivや、最難関に特化した校舎のSPICAがあります。
四谷大塚は、最も規模の大きい校舎では1学年およそ150名、10クラスほどになります。
1クラスの人数は15〜20名です。大規模校舎では上位のSクラスが複数設置されています。
直営校の他に「YTnet」と呼ばれる四谷大塚と提携している中小規模の塾が多くあります。
提携塾では、直営校と同じカリキュラム、教材、テストを受けることができます。
日能研は、規模の大きい教室では1学年およそ120名、6クラスほどになります。
1クラスの人数は20名ほどです。首都圏では、関東系と本部系の2社が運営しています。
上位のTMクラスがある関東系の5つの教室は、クラス数が多く大規模な教室といえます。
大規模な校舎には、同じ日能研グループの個別指導塾ユリウスの教室もあり併用できます。
自分の期待とサポート力を見定める
合格実績
どの塾に行かせようか考えた時にすぐに思いつくのは「どこが一番受かるの?」ですよね。
本気でお金や時間を使うのだからキッチリ結果が出せる塾をと考えるのは当たり前です。
しかし、調べて見ると希望する学校のカテゴリやレベルで強い塾が変わるようです。
サピックスは、難関校以上では占有率約46%を誇り、圧倒的な1位の実績です。
その実績は、上位校ではやや低下しますが、約30%以上の占有率でやはり1位をキープします。
中堅校以下では首位の座を四谷大塚にゆずるもののいずれのレンジでも強い印象です。
早稲田アカデミーは、難関校以上で2位の実績を持ち、近年その数を急速に伸ばしています。
また、私大附属校での実績は1位を死守しており、こちらも難関中学受験の候補と言えます。
ただし、上位校・中堅校では他の塾に遅れをとることもあり、やや上位校重視の印象です。
四谷大塚は、難関校以上で3位と早稲田アカデミーにわずかに及びません。
しかし、上位校では2位、中堅校では1位と安定した合格実績を維持しています。
このボリュームゾーンである中堅校で1位という実績は多くの受験生にはうれしいところです。
日能研は、難関校以上では4位と他塾の後塵を拝する格好になっています。
しかし、占有率は上位校で約22%、中堅校で約23%と3位ながら確固たる地位を築いています。
また、極端に難関校にシフトした実績でないことは中堅校を狙う際に安心できる要素です。
現在時点の合格実績を単体で見ると全体としてサピックスが優位といえそうです。
ただし、志望校によっては順位は入れ替わるため、自身の狙う学校の実績を確認しましょう。
費用合計
われわれ親にとって塾の費用は「最大の壁」と言っても過言ではないでしょう。
年間授業料、季節講習費、教材費を合計すると「んッ?」と一度は停止できる金額になります。
そこで、4年生~6年生の3年間をそれぞれの塾で過ごした場合の費用を算出してみました。
サピックスは、3年間の授業料が約273万円、教材費はこの中に含まれています。
トータルで約273万円は4大塾では3番手であり、中間的な価格帯にあることが分かります。
自社で発行する大量のプリント教材を含んだ価格と考えるとむしろ格安に思えてきました。
早稲田アカデミーは、3年間の授業料が約288万円、教材費が約22万円となりました。
トータルで約310万円は4大塾では1番手であり、最高価格であることが分かります。
ただし、教材は四谷大塚の教材とオリジナル教材を併用しているため致し方ないお値段です。
四谷大塚は、3年間の授業料が約270万円、教材費が約15万円となりました。
トータルで約285万円は4大塾では2番手であり、高価格帯にあることが分かります。
ただし、授業を4年生から週3日で提供し、教材を自社で提供しているので納得はできます。
日能研は、3年間の授業料が約215万円、教材費が約22万円となりました。
トータルで約237万円は4大塾では4番手であり、低価格帯にあるといえるでしょう。
教材費はそれなりにかかりますが、授業料は他と比べてかなり家計に易しい設計に見えます。
3年間の
費用合計は平均で約276万円となり、差額は±15%以内に収まることが分かります。
そのため、これを理由に通う塾を変更しようとするケースは少ないのかもしれません。
むしろ、総額を知って希望する塾に通い続けることの重さを実感するのではないでしょうか。
学習サポート
親が担当する学習サポートの負荷レベルはいくつかの要素に分けて考えることができます。
それは、テキストの複雑度とペース、授業の拘束時間、テストの種類と頻度があります。
サピックスの教材は、復習型のオリジナルプリントを中心に複雑な構成を採っています。
また、授業は5年生ですべての範囲を完了させるため、他塾より高速に進行していきます。
授業は休憩なしで行われるため、進度とは裏腹に拘束時間が短いという特徴があります。
つまり、自宅での
テキストの取り回しやスコアの管理には相当な覚悟が必要です。
早稲田アカデミーの教材は、予習型のテキストと定着を狙う問題集の組合せでやや複雑です。
授業の進度は標準的と言えますが、自宅に持ち帰る宿題の量が多いのは苦しいところです。
通塾回数は、4年生から6年生まで毎年ほぼ倍増していき、最終的に5日/週に到達します。
高学年になれば塾のウェイトは高まるものの、
宿題の対応は高負荷な状況を生みやすいです。
四谷大塚の教材は、オリジナルの予習型のテキストと問題集でシンプルに構成されています。
授業の進度は標準的と言えますが、ペースに慣れるのにはそれなりに苦労します。
通塾回数は、4年生から3日/週と当初から他塾と比較して多めに設定されています。
子供でも把握しやすい教材であるため、
負荷も標準的なレベルに落ち着きやすいです。
日能研の教材は、バランス型のオリジナルテキストと問題集で最もシンプルな作りです。
授業は基礎力の定着を図るためにやや緩やかに進行し、学習指導もある程度見込めます。
通塾回数は、4年生では2日/週と最も少ないものの6年生では5日/週まで増えていきます。
学習サポートの
負荷だけを見れば最も対応コストが抑えられるよう。
受験は数年間に及ぶ取り組みであり、親の一存で途中で止めるということができません。
そのため、自分が持続できる学習サポートの量と質を慎重に検討しておきましょう。
子供のキャラクターと相性で考える
教育理念
各塾には教育理念があり、教育サービスの提供についてその方向性が示されています。
子どもたちにどのような教育を提供しているのか、その考えを見ておきたいと思います。
サピックスは「正しく考える人を育成する」という理念を掲げています。
この脳トレ感のある思想は「SAPIX」の5つの文字にもビッシリ込められているようです。
科学、感性&創造性、思考力、個性、未知数。ニュータイプな印象はシビれますね。
早稲田アカデミーは「本気でやる子を育てる」という理念を掲げています。
すでに情熱的な印象を受けますが、ハート重視のコンセプトは5つのバリューにも表れます。
挑戦、本気、GRIT、利他、誠実。昭和生まれのわたしには最高にひびきますね。
四谷大塚は「未来のリーダーを育てる」という使命を掲げています。
VUCAな未来でサバイバルするために「心」と「思考力」を磨くバランスのとれた理念です。
シンボルマークに子どもの未知なる可能性を表現するなど。期待感が止まりません。
日能研には5つの会社がありますが、共通の理念は「持続可能な学力を育てる」です。
言い換えると子どもが自身でプロセスを廻せるよう促す、学びを重視したメッセージです。
たしかに、学習という自分を変える力はあらゆる局面で効きそうです。はい、好きです。
普段はあまり見ない各塾の教育理念ですが、あらためて確認するとうなずける部分は多いです。
子どもにどの塾が合いそうか考えるとき、参考になるのではないでしょうか。
クラス編成
子どもの学力に合った授業を展開するために各塾は特徴のあるクラス編成を採っています。
これを前提に入塾前に知っておきたいクラス編成の特徴に触れていきたいと思います。
サピックスは、校舎の生徒数が多いこともあり、クラスを20程度に細かく分けています。
組分けテストは年3回ありフルシャッフル、マンスリーテストは年6回で3クラス変動です。
クラスが細かく分かれており、スコアにドライであるため、上下動は頻繁に発生します。
このことは、負けず嫌いで競争が好きな子どもにとっては最高の環境といえるでしょう。
最上位の「α1(アルワン)」という名前もちょっと言いたくなりますよねw
早稲田アカデミーは、難関クラスをやや広い偏差値帯のクラスにまとめています。
組分けテストはおよそ月1回あり、スコアレンジでクラスがフルシャッフルされます。
ただし、SSクラスの昇降格条件を2種類適用することで下降しにくい仕組みを作っています。
つまり、上位クラスにいるという優越感が学習をドライブする子には最適といえそうです。
スーパーなSが2つ付いた「SS」クラスは、スーパー素晴らしい印象を受けることでしょう。
四谷大塚は、非常にバランスの取れた4クラス編成になっています。
組分けテストはおよそ月1回あり、スコアレンジでクラスがフルシャッフルされます。
ただし、各クラスの偏差値帯には一定の幅が存在し、激しい上下動は起こりにくい構造です。
この辺りは老舗感があり、自分の学力に合ったカリキュラムで学びたい子に合うようです。
最上位クラスの「S1組」には、恐ろしいスコアの人たちがいることでしょう。
日能研は、難関~中堅を広くまとめたクラスになっており比較的競争が少ないです。
つまり、まじめにコツコツ自分のペースで学習したい子には安心な環境といえそうです。
幻の「TM(トップオブマスター)」に出会ったら、ぜひ入門させてもらいたいですね。
クラス編成によって学ぶスタイルが変わるので子どもとの相性を十分に考えたいところです。
ライバルと競うのが好きな子か、マイペースで学習するのが好きな子か見極めが肝心です。
カリキュラム
カリキュラムは、テキスト、授業の進め方、コマ数、授業時間などをチェックします。
サピックスは、「デイリーサピックス」や「デイリーサポート」を主教材として使います。
このプリント教材が秀逸で、週をまたいで自然に反復学習できるように構成されています。
基礎力では、算数の基礎トレ、国語の言葉ナビ、理科と社会のコアプラスなどが加わります。
デメリットは、各教科の教材の作りがバラバラで資料も多いので本人では管理不能な点です。
早稲田アカデミーでは、「予習シリーズ」や「Wベーシック」を主教材として使います。
Wベーシックは典型的な問題を網羅しているため、基本事項を浸透させるのに最適です。
もし、物足りなくなれば「演習問題集」が待ち構える重厚な作りになっています。
デメリットは、問題演習量が多すぎて定着していない単元で借金が生まれやすい点です。
四谷大塚では、「予習シリーズ」や「演習問題集」を主教材として使います。
予習シリーズは超有名教材で、単元が明確で戻り学習をしやすいという特徴があります。
基礎力では、高速基礎マスターの計算力2000、国語力5000などが並行して進みます。
デメリットは、毎週の単元をこなすだけでは知識がこぼれていきやすい点です。
日能研では、テキストに「本科教室」と問題集に「栄冠への道」を主教材として使います。
単元の最初でテーマについて考えさせるというコンセプトが面白い教材です。
さらに関東系では、基礎力に「計算ノート」や「語句のたしなみ」を加えて対応します。
デメリットは、教材の内容が若干古く感じるのと、白黒印刷で興味を引きにくい点です。
これらのカリキュラムを週単位で回していくのが大手塾の基本形になっています。
とにもかくにも、子どもが興味を持てる教材と授業であるかがすべてと言って良いでしょう。
入塾テストの準備期間を見積もる
入塾テスト
首都圏の4大塾に通うためには、事前に入塾テストを受けて合格する必要があります。
そうなると、入塾テストの内容や合格基準などが気になってきますよね。
サピックスは、入室テストをおよそ月1回のペースで3,300円で実施しています。
テストの内容は、塾生が受ける「マンスリーテスト」や「組分けテスト」と同じものです。
合格基準は他の塾と比べて高く、対策なしで挑むと不合格になることもあるようです。
上位の「α」クラスを狙う場合は、基準点が1.7倍になるので十分に準備しましょう。
早稲田アカデミーは、入塾テストを毎週土曜日に無料で実施しています。
テストの内容は、基本的な問題から難易度の高い問題まで織り交ぜた内容になっています。
不合格になることもあるようですが、合格基準は他の塾と比較して高くないようです。
上位の「SS」クラスを狙う場合は、選抜テストを別途受ける必要がことに注意してください。
四谷大塚は、入塾テストを毎週土日に無料で実施しています。
テストの内容は、基本的な問題から難易度の高い問題まで織り交ぜた内容になっています。
合格基準は他の塾と比べてやや高く、合格率は約5割程度ですが、救済措置があります。
上位の「S」クラスを狙う場合は、7割5分程度のスコアが必要なので十分に準備しましょう。
日能研は、入会のために日能研全国テストを無料で実施しています。
テストの内容は、受験をはじめていない小学生向けの学力判定テストになっています。
合格基準は、得点を元に独自に算出され「合格・準合格・次回を期す」の3つに分けられます。
不合格になることはありますが、合格基準は他の塾と比較して決して高くないようです。
塾は子どもの学力に合わせて授業を行うため、クラスの差を後で埋めるのは意外と難しいです。
言い換えれば、入塾時点でどのクラスに入るのかがかなり重要ということです。
つまり、「スタディサプリ」などで軽く助走をつけてから受けるのがベストでしょう。
特待制度
中学受験はさせてあげたいけど、塾の費用を考えると踏み切れない時もあるかもしれません。
そんな時は、全国模試の成績などを条件に大手塾が提供する特待制度を検討してみましょう。
塾から協力を求められる可能性はありますが、費用が問題ならコレも一つの手でしょう。
サピックスは特待制度を設けおらず、四谷大塚は特待制度について情報を公開していません。
そのため、早稲田アカデミーと日能研について特待制度の内容をみていきたいと思います。
早稲田アカデミーは、ホームページで特待認定の有無を表示しているので分かりやすいです。
特待制度は「チャレンジテスト」や「オープン模試」の成績優秀者に与えられます。
優遇の内容は、
半年間の授業料免除になっており、テスト結果に応じて次のようになります。
A特待(100位以内)の場合は全額免除、B特待(250以内)の場合は半額免除
日能研は、日能研ユースリーダーズ・スカラシップを設立して対応しています。
特待制度は「未来をつくる学びテスト」「日能研全国公開模試」の成績優秀者に与えられます。
優遇の内容は、授業料・季節講習費・テスト費・教材費の全額免除とフルスペックです。
4年生の場合は1年間、5年生・6年生の場合は半年間
最近はフリマアプリやオークションサイトで公開テストの過去問を見かけるようになりました。
もし、費用の壁を学力で越えなければならないなら事前に対策してみてもいいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は「中学受験の4大塾」を徹底比較してみました。
塾に足を運んだりマテリアルを購入するのは大変でしたが、さまざまな情報が得られました。
- ライバルとの競争を楽しめるならサピックス!
- やる気が学習に連動するタイプなら早稲田アカデミー!
- 予習型のカリキュラムで学習を進めるなら四谷大塚!
- 費用を抑えつつ基礎を踏み固めたいなら日能研!
塾の候補を絞り込む際は、親のサポート力と子供のキャラクターがとても重要になってきます。
いくつかの塾にあたりを付けたら、体験授業で子どもの感想を聞いてみましょう!
この調査の過程で各塾の記事もまとめましたので、興味があれば見てもらえるとうれしいです!
中学受験をしようかなと思った時に悩むのが塾選びでではないでしょうか?1つ1つ塾を調べていくのは大変ですよね。今回は、首都圏で有名塾な4大塾の1つSAPIXの授業スタイルやテキスト、クラス分けなどについて紹介します。塾選びでお悩みの方の参考になれば幸いです。
中学受験をしようかなと思った時に悩むのが塾選びでではないでしょうか?1つ1つ塾を調べていくのは大変ですよね。今回は、首都圏で有名塾な4大塾の1つの早稲田アカデミーの授業スタイルやテキスト、クラス分けなどについて紹介します。塾選びでお悩みの方の参考になれば幸いです。
中学受験をしようかなと思った時に悩むのが塾選びでではないでしょうか?1つ1つ塾を調べていくのは大変ですよね。今回は、首都圏で有名塾な4大塾の1つ四谷大塚の授業スタイルやテキスト、クラス分けなどについて紹介します。塾選びでお悩みの方の参考になれば幸いです。
中学受験をしようかなと思った時に悩むのが塾選びでではないでしょうか?1つ1つ塾を調べていくのは大変ですよね。今回は、首都圏で有名塾な4大塾の1つ日能研の授業スタイルやテキスト、クラス分けなどについて紹介します。塾選びでお悩みの方の参考になれば幸いです。