みなさん、こんにちは!スタッキーです。
わが家で自宅学習をはじめた当初は、休校などもあり、とにかく時間の使い方に困りました。
そして、やみくもに教材を処理させたり、ムリなスケジュールを作ってみたりw
でも、子どもは素直で、すぐに表情が暗くなり「作業」をさせられている感がこちらにも・・。
これではダメだと、オンライン学習を取り入れましたが、難しくなると手が止まる始末です。
そこで、ようやく覚悟を決め、一緒に取り組もうと決意してから月日が経ちました。
ただ、これまで振り返ってこなかったので、私にもやっていることの全体像が見えていませんw
今回は、過去に採用した学習法が今どのような状態にあるか整理していきたいと思います!
この記事は次のような人におすすめ!
・自宅学習の進め方について調べ始めたところ
・日常的に学習の開始がモタついて学習量が増えない
・学習はしているもののスコアが思うように上がらない
・子どもの目がヤギのようになっている
自宅で過ごす時間を少しでもスコアアップにつなげたいと思い、今も模索しています!
何かの参考になれば幸いです。では、どうぞ!
※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。ご了承ください。
基礎力を高める3つのルーティン(約20時間/週)
モーニング・ルーティン
世界のビジネスリーダーたちが実践するモーニング・ルーティンはあらゆる基礎力の要です。
毎朝5時に起床して体重を測り、まずはしっかりと朝食で栄養を補充していきます。
そして、毎日スクラムボードの前で今週の改善点や今日の活動について会話していきます。
これは、チームが一丸となってスコアアップを目指すための役割確認のようなものです。
その後、2時間のモーニング・ルーティンを回し、宿題を片付けて登校する流れです。
モーニング・ルーティンは、大きく2つに分けており「総合力」と「基礎力」を回しています。
総合力は、英会話と筋トレが中心で全体は40分です。
基礎力は、算国理社の4教科の基礎トレーニングで全体は80分です。
算数は、計算のトレーニングからはじまりましたが現在は簡単な文章題に変わっています。
国語は、鉄板のキオークマン音読を続けていますが、対象の文章は長文化しています。
理科は、弱点領域をつぶすため20分間のテストを1つ受けるよう内容を変更しました。
社会も、記憶の定着を目指して20分間のテストを1つ受けるよう内容を変更しました。
※日中に行っていた徹底復習の5段階のトケル化も今は一部ルーティンで片付けています。
朝は、誰にも邪魔されず他のスケジュールの影響も受けない最高の学習タイムです。
生活リズムが整うことでわずかな変化にも気づけるようになるのでうれしい効果が満載です。
最初は15分でしたが2時間に拡大するのにそれほど長い時間は必要なかったと思ってます。
デイタイム・ルーティン
昼間は、同じ時間で運用するのが難しいので、スキマ時間の活用方法のみを定めています。
スキマ時間では、よく使う知識を暗記カードにして一気に廻すことを繰り返しています。
その対象は暗記科目に絞らず、とにかく朝の学習に頻繁に登場するものを含めています。
これは、次の日にテストで効果を確認できるようにと考えた結果です。
暗記カードの使い方で重要なポイントは以下の5つです。
- 1分間に60枚くらいの高速スピードでまわす
- ボソボソと音読しながら暗記カードをめくる
- 基本的に裏面に書いてある情報はみない
- 覚えてないものはチェックボックスなどで記録する
- 間違えたと思ったら裏面の答えをチラ見する
カードを切りながら念仏を唱えるイメージで徐々にペースを上げていくのが良いようです。
どうしても覚えられないカードには、直接ヒントを書き込んで答えやすくしています。
その際は、瞬時に連想できる絵やイラスト、擬音語や擬態語を織り交ぜるのがコツです。
ナイト・ルーティン
夜のルーティンは10時までに寝ることを主たる目的としており、直前の30分に行っています。
そして、この時間では当日学習した「知識を確実に定着させる」ことを狙っています。
その日に覚えた内容を書き出して、目をパッと開き、キオークマン音読をする流れです。
ただこれだけですが、どのくらいかかるか分かっている作業を寝る直前に置くのは大事です。
これにより、ルーティンを開始しさえすれば自動的に就寝時間が守られるからです。
最初は科挙式暗記法に触発されてはじめましたが、記憶定着効果は見込めるように思います。
その理由は、ルーティン導入前より、学習が全体的にスムーズに行えているからです。
基礎知識が瞬時にアウトプットできれば、ほかの学習にも良い影響がでるのかもしれません。
最近は、寝る前の30分を使って記憶を定着させる学習法を多く目にするようになっています。
寝ている間に海馬に情報を整理させるという夢のようなオート学習。よだれが止まりませんw
応用力を伸ばすためのメイン学習(約30時間/週)
スプリントによる加速学習
わが家では、子どもに細かな予定表を見せても時間通りに学習できた試しがありませんでした。
また、時間を守ることに意識が向いてしまい、学習効果が薄れてしまっては本末転倒です。
そこで、学習のテーマと学習の流れだけを決めて、走れるだけ走ってみる方式にしました。
この方法は、ビジネスの世界で普及が進むスクラムにインスパイアされたものです。
わが家のスプリントでは、最初に1週間のスプリントで達成したい学習テーマを決めます。
具体的には「算数の規則性についてあらゆる解法を習得する」といった感じです。
ココでわたしのタスクが決まり、テーマに沿った参考書や難易度別のテストなどを準備します。
そして、子どもが力いっぱいに学習するというスタイルです。
進捗は毎日のスクラムで確認しますが、特に本人に悩みがなさそうなら任せるスタイルです。
そして、毎週、どのような改善ができそうかを2人で話し合うようにします。
注文も多くて暗記カードがあった方がいいだの、解説動画がほしいだの色々でてきます。
正直、最初はトロトロ学習を進めているので、こんなんで大丈夫かとか思っていました。
それに内心めちゃめちゃイライラして、それを乗り越えるために瞑想まではじめましたw
しかし、数週間スプリントをまわすと徐々に学習ペースが加速します。
最終的にもとの学習スピードと比較して、速度も成果も2倍以上になったと確信しています。
それ以上に、子どもが学習に必要とする本当の時間が分かったことが大きいように思います。
ヒートマップによる習熟度の把握
テスト範囲を俯瞰して、どの部分に弱点があるのか把握しておくことはとても大事です。
なぜなら、弱点を放置したり貯めたりすると復習にとても時間がかかるからです。
できることなら、毎日のルーティンにチョイ足ししてコッソリ片付けておきたい所です。
そのために使っているのがヒートマップというツールです。
テスト範囲のどの項目に時間がかかり、どこで点を取りこぼすか分かれば対処は容易です。
ココでは「点数」と「時間」を記録して復習のために必要なデータをとっています。
最近では、弱点分野を中心的に潰していくために5段階のスコアレンジを導入しました。
この尺度は、単純にスコアを5つのレンジに分けて色を塗り分けただけのものです。
②40点~59点(橙)
③60点~79点(黄)
④80点~99点(緑)
⑤100点(青)
そして、このレンジの低いモノから順に朝のルーティンに組み込むようにしています。
弱点に合わせてカリキュラムを設定できるのは、自宅学習のメリットともいえそうです。
このやり方は簡単ですし、ハッキリ効き目があるのでおススメです。
一点突破学習によるニガテ克服
学習において苦手意識は最大の敵と言っても過言ではないでしょう。
そのため、わたしはわが子ボヤッキーが苦手そうにしていないか常に監視しています。冗談w
ただ、せっかくの学習なので取り組む前からキライになるようなことは避けたいと思ってます。
そこで、手を変え品を変え、苦手意識を持たせないように工夫してみています。
その中でもわが家でそこそこ効果がでているのが、一点突破学習と呼んでいるやり方です。
基本的な考え方は「より深い川を渡れば、浅瀬が怖くなくなる」という理屈ですw
この学習で重要視しているのは、次の5つの視点です。
②五感をフルに使って新鮮な気持ちで学ぶこと
③脳に点在する情報を体系化すること
④複数の視点から知識を立体化すること
⑤瞬時にアウトプットできるまで訓練すること
準備する側のわたしにとっては、手間もかかりますし、ぜひ避けたい学習法ではあります。
しかし、苦手という強敵をたたくためには、ある程度の犠牲を払う必要があるのですw
お絵かき、アプリ、VR、ハブルータ、チートシートなど、使えるものは何でも使います。
とにかく、好きにさせたら勝ちということで、ここぞという時にやってみてます。
パフォーマンスを試す公開テスト
達成すべきミッションの設定
子どもの現在地点を客観的に測定するために欠かせないピース。それが公開テストです。
公開テストの中でも特に受験者の多い四大模試は、わが家のビッグイベントとなりましたw
それらのテストに「ただ点数を上げる」という気持ちで臨むのはもったいないと思いました。
そこで、わが家では2つのミッションを設定してテスト前に確認しておくようにしています。
①攻略マニュアルの再現
②弱点カテゴリでの正答
攻略マニュアルは、テストという山にどのように上るかを示す地図のようなものです。
そのため、受けるテストを知り、己のミスを振り返り、平常心を保つことを目指します。
- 教科別の出題数・時間配分・出題傾向など
- ミスを防止するために編み出した手順や補完方法
- テストに臨む上で思い出すべきマインド
- その他の注意事項
弱点カテゴリは、スコアをあげるべき対象を再確認するために必須のツールです。
過去数回のテストでバツを繰り返した分野こそ、スコアを上げる可能性を秘めているからです。
そのため、特に狙い撃ちする問題について、分野・要素・解法・条件などを確認しておきます。
これにより、わが子をテストを「受ける側」から「狩りとる側」に変身させていきます。
いざ模試を受けようとするとその種類の多さに迷いませんか?今回は、中学受験に役立つ4大模試とその活用法について解説します。わが子に合った模試を選んでいきたい方は必見です!
テスト範囲の知識を呼び戻す儀式
テスト前日は、オリジナルテキストの読み返しと弱点克服ノートの確認を行っています。
直前に新しいことを勉強しても実践できるはずがありませんし、ムダな迷いが生じるからです。
暗記系分野では、テスト範囲を網羅したオリジナルテキストをキオークマン音読します。
この方法は、わが子ボヤッキーが自分で編み出したやり方なので何の根拠もありません。
ただ、普段から何度も目を通してきたテキストは、記憶をよみがえらせる効果が絶大な様です。
ちなみに、わが家ではいくつかのテキストを結合して1冊にまとめて使っています。
公開テストのたびにコレを行うことで自動的に反復回数が上がっていくようです。
思考系分野では弱点克服ノートをザッピングしていくことにしています。
より正確なアプローチ、より高速な解法を求めて解き直しを繰り返したノートは貴重です。
自分のためにカスタマイズされたノートをフラッシュカードの要領でチェックしていきます。
見ないと見るとでは大違いなので、算数や理科の物理領域では本当に役立っています。
スパーリング形式で行う事前テスト
テストでは、問題を解く能力とは別に、時間コントロールなどの対応能力が求められます。
また、突然難易度の異なる問題が出てしまう「ヒートショック」も防がなければなりません。
これらの能力を復活させるには、同じ種類のテストを一回通して受けるのが手っ取り早いです。
ボクシングで試合前に行われているスパーリングと同じようなイメージでしょうか。
ただし、時間がない時は、弱点教科を絞ったり、問題数を抑えて実施することもあります。
その場合でも、時間は厳密に測り、テストと同じ緊張感で回答するようにしています。
なんだかんだ、試験慣れというのはあるようで、テストを受けた回数がものをいう場面も。
だからこそ、普段の公開テストから感覚を取り戻して受けるクセをつけるようにしています。
テストどうだった?
昨日やった問題の数字替えみたいの出てトクした。あれは取れたと思うw
成績データの分析と復習への活用
公開テストを受けるとさまざまな成績データを得ることができます。
その中でも特に有用なのは、受験者が多いことで信頼性が高まる「正答率」のデータです。
なぜなら「正答率が高い=易しい」「正答率が低い=難しい」とほぼ言い換えられるからです。
つまり、正答率が高い問題でバツを喰らえば、基礎力に何らかの問題があることを示します。
といっても、基礎力は子どもの立ち位置で変わるのでわが家の目安がほしいところです。
わたしが勝手に使っている目安
②正答率25%以上をすべて正解:偏差値57ライン(難関クラス)
③正答率50%以上をすべて正解:偏差値50ライン(ボリュームゾーン)
この3つの目安は、四大塾のクラス編成が概ねこの偏差値帯になっていることによります。
とうぜん各塾の偏差値には違いがあるのですが、塾内の位置づけが似ているということです。
つまり、子どもがどのレンジを狙っているかで持っておくべき目安が違うといえそうです。
このようにして、子どもが踏み固めるべき「正答率」を目安に弱点分野を抽出しています。
そして、その中でバツになっている問題を確認して何段階かに分類しています。
弱点分野をファクトベースで分析すると、過不足のない復習範囲が洗い出せて効率的です。
あとは、弱点克服ノートでつぶし込んでモーニング・ルーティンに乗せるだけです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、わが家の「1週間の過ごし方」をご紹介しました。
子どもにあう学習方法を色々と模索し続けてきましたが、まだまだ試せることはありそうです!
- スコアを上げるために何ができるか考えて試す
- ムダな負担はできるだけ小さくするように考えてみる
- ニガテという最大の敵は見つけたら全力でたたく
- 学習自体をペースではなく加速度でとらえてみる
世の中には様々な学習法がありますが、小学生に合わせるための工夫も必要だなと感じてます。
ひきつづき、色々な実験を行って「1週間の過ごし方」を洗練させていきたいと思います!
でわ、また~っ!